研究者からバイオベンチャーの社長へ

 

感想&コメント

 
私は現在就職活動中の理系大学院生です。昨年伊賀さんの著書を読み、マッキンゼーというキャリアパスの凄さを知り、うらやましく思いました。
 

しかし、現在私は化学を専攻しており、コンサルというキャリアは想像もできませんでした。現在の専門性を生かせない選択肢は、就活における強みがなくなり競争で不利になること、国の税金と研究室の先生方のご指導によって得た専門性を無碍にすること、から自分事として考えられませんでした。
 

一方で、化学メーカーに進んだ場合、マッキンゼーのように自らキャリアを選べるほどの実力は得られないだろうと思い、将来に迷っていました。
 

そんな中、横山さんのインタビューを読みました。横山さんは私のOBにあたる方でした。横山さんのキャリアパスにマッキンゼーがあることにまず驚かされ、そして今や独立してベンチャーを立ち上げていることに驚きました。
 

学生時代の話を見ても、元から飛び抜けて優秀であり、自分が同一に考えてはいけないとも思いつつも、そのような選択肢がある、ということをみせつけられ、自分の興味に正直に将来を考えようと思い直しました。
 

現在は、夢と現実、自分のやりたいことと、自分の今(実力・強み・就活で採用してもらえること)を繋げるために活動しております
 
(20代 男性 大学院生)

 
横山さんは数回の転職を経て、現在バイオベンチャーの社長となられていますが、もともとPh.Dを取得した段階で基礎研究の道へ進んでいれば、マッキンゼーでの経験はもちろん、現職のバイオベンチャーでの活躍はなかったはずです。
 
「転職=キャリア形成」ではないとは思いますが、横山さんの場合、転職の過程で幾多の比較や判断があり、バイオベンチャーで働くという意思決定に至られたのでしょう。

 
キャリア形成においては、自分の現状とあるべき姿とを比較し、その差分を埋めていけるような動的な思考が重要であると感じました。

 
(20代 男性 会社員)
 

 
研究者の道ではなく,マッキンゼー,事業会社,そしてバイオベンチャーという,様々なキャリアを歩んでこられた横山さんのお話は,自分のキャリアを考える上でかなり刺激的でした.
 
現在,私は理系の大学4年生です.大学院進学を決めていますが,研究者としてのキャリアは考えていません.研究職として働くイメージもあまり持っていません.
 
そんな中,自分が大学院進学を決めている理由は主に2つあります.
1つは,インタビュー記事でも言及されていたように,アウトプットイメージをしてから行動を起こし,結果を残すという一連のプロセスを体得したいこと,
もう1つは,個人レベルでどこまで成果を示すことができるのかを確かめてみたいということです.
 

横山さんがおっしゃっていたように,アカデミックの世界では,個人が評価される基準が明確なので,一人でどこまでやれるかを確認するには最適な環境だと考えています.
 

その環境に身を置くことで,意味のあるアウトプットを出し続けるためにはどのような姿勢で取り組むべきかを,頭と体で理解できるようにすることを目標にしています.
 

しかし一方で,このような態度で良いのかという不安もありました.理系の道に進むのであれば,エンジニアや研究職に就かないのはもったいないという考えがやはりあったのだと思います.
 

そんな不安を抱えながら今までを過ごしていたので,横山さんのようなキャリアは私にとって心の支えであり,ロールモデルです.
 

「研究者以外にも,広いキャリアの選択肢があることを知ること」
「過去の小さい遺産にこだわって生きるより,分野を問わず未来を切り拓いていくこと」
 

これらの言葉に出会えたことで,気持ちがかなり救われる理系の学生は多いと思います.私もその一人です.
 

「自分がどんなキャリアを歩みたいか」という問いには,まだまだ答えることはできませんが,いろんな可能性に目を向けて柔軟に考えていきたいと思います.
 
(20代 男性 大学生)
 

 
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