2013/01/18

教育を受ける意味

ライフネット生命の岩瀬副社長との対談が公開されました。その中の一部が、当サイトでのキャリアインタビューとも関わっています。
 
この対談の中で私はこう言っています。
 
 

『今の日本でホントにおかしなことになっていると感じるのは、環境や条件、能力など、いろいろな意味で最も恵まれている人達が、最も安全で安心と思われる場所に逃げ込もうとしていることです。
 

高い給料をもらえて、65歳まで解雇の可能性も一切なく、高い年金ももらえて・・・みたいな道に、1番恵まれている人達が我先にと殺到している。それがこの国の最大の問題だと私は思っています。

 

そこに入れない多くの人は非正規雇用に押しやられ、過酷な条件で働かされと、たいへんな目にあっています。本来、恵まれた環境にある人達は、自分達だけが安全圏に逃げ込むために、高い教育をうけているわけではないはずです。

 
ハーバードやスタンフォード大学では、恵まれている君達には、次世代の人達に機会を提供できる新しい産業や市場を創造する義務がある、君達はそれに挑戦するためにここで教育を受けているんだよ、という育てられ方をしていますよね』
 
 

私が今、日本で一番変えたいと思っているのは、この状況なのです。
 
 

MY CHOICEのインタビューを読んでくださった方から、「みんないい大学の出身者ばかりですね」と言われることがあります。
 

確かにその通りなのですが、そこには意図があります。それは、「こういった大学を出て、一流企業で一生安泰に暮らせた人の中でも、リスクをとり、自分の志と意思に基づいたオリジナルのキャリア形成をしている人がたくさんいるんですよ」と伝えるためです。
 

大企業に入ることが難しい環境にある人が「自分は起業した」という体験談を載せても、一流大学にいて、大企業からの内定がいくつも得られる人が、それを参考にしようとはなかなか考えないでしょう。
 
でも、自分と同じ環境にある人が、自分とは全く異なる選択をしている事実をみれば、言い訳はできないはずです。
 
 
高い教育を受ける意味は何なのか?
その教育を受けた人が安全圏に逃げ込めるようにすることが、彼らだけが豊かに暮らせるようにすることが、その教育の意味なのでしょうか?
 
選択肢の多い人にほど、よくよく考えて欲しいのです。
 
 
→ ライフネット生命 岩瀬副社長との対談