2013/03/29

マイルールその1) 肩書きを増やさない

マッキンゼーを辞めて独立してから、様々な仕事をするようになりました。特に『採用基準』が10万部を超えてからは、講演や取材の依頼も急増しています。(本を出すことが、どれほど大きな営業効果があるのか、実感しました)
 

そんな中、私自身、今後どんな分野を中心に仕事をしていくのか、考えることも増えました。組織に属していた時と異なり、どんな仕事を誰とやっていくのか、そういったことをすべて自身で決めていけるのが、個人で働くことの楽しさでもあり、難しさでもあります。
 
 

尊敬するライフネット生命の出口社長はよく、「マイルールを作って判断する」と言われます。基本となる判断基準を明確にし、例外を作らずにそれにあてはめて判断すれば、ひとつひとつの判断に迷う無駄な時間がなくなり、決断が早くなるというわけです。
 

私もそれに倣い、いくつかのルールを決めようとしています。
 

そのひとつが「肩書きを増やさない」というルールです。
 
 

現在の私の肩書きは「キャリア形成コンサルタント」で、名刺にもこれしか書いていません。受け取った方がびっくりするほどシンプルな名刺を使っています。
 

たしかに、ここに大学でのポジションや、企業、団体でのポジション名が追記されれば、信用力がより高くなるのかもしれません。でも、ひとつのルールとして、私は当面の間、「どんな形であれ、組織には属さない」と決めました。
 

そして名刺の肩書も、今のひとつだけでいきたいと思っています。
 
 

これまで長い間、私は「マッキンゼーの採用マネージャー」という、パワフルな肩書きをもって仕事をしてきました。今でも「元・マッキンゼーの・・・」というのが、大きな“売り”になっていることは否めません。
 

ただ、2年たち、5年たてば、その威力も薄れていくことでしょう。そしてその間にわたしが実現したいのは、「別のパワフルな肩書きを手に入れる」ことではなく、自分オリジナルの肩書きだけで信用してもらえるだけの実績を残すことです。
 

 

組織の名前ではなく、個人として独立して仕事をする。
 

その志を貫くためにも、今後も肩書きを一切増やさず、「キャリア形成コンサルタント 伊賀泰代」として、やっていきたいと思います。