2014/02/02

沖縄高専を訪問

先日、国立・沖縄工業高等専門学校(以下、沖縄高専)を訪問し、3年生約150名の方に向けて、キャリア形成に関する講演をさせていただきました。
 
その他にも、学生さんとの懇親会や、先生方との意見交換など、盛りだくさんのプログラムを組んでいただき、とても学びの多い出張となりました。
 

沖縄高専のサイトはこちら

(それにしてもすばらしい立地の学校でした!)

 
 

沖縄高専は今年で創立10周年と、全国の高専の中では飛びぬけて新しい学校です。
 
元々高専の多くは、高度成長期の技術者不足を解消するために設立されており、その卒業生らは各産業分野において、即戦力技術者として “技術大国にっぽん”を支えてきました。
 
高専は大学と同じ“高等専門教育機関”として、先生方も教員免許は不要だけれど、学位(博士号)をもつ専門家ばかりで、授業の多くには “チームプロジェクト” が取り入れられています。
 
特に沖縄高専では、一年生でも年間に5つ程度のチームプロジェクトを経験するそうで、就職活動のタイミングの前に 2週間のインターンシップに全員が参加する必要もあるなど、日本の大学と比べても、圧倒的に実戦的な教育が行われていると感じました。

 
 
私は最近、「文系の職種にも、高専のような教育機関が必要では?」と考えています。
 
営業職やマーケティングのプロ、人事や財務から法務まで企業の管理業務のプロ、経営戦略や組織運営のプロから広報やウェブ戦略のプロまで、即戦力の企業人を育成するプログラムがあり、5年間一貫してそういった教育を受けた学生がいれば、ぜひ採用したいと考える企業も多いのではないでしょうか?
 
 
そういったことは、大学院(ビジネススクールなど)で学べばよいという考えもあるかとは思いますが、そうなると、今の大半の大学生がそうであるように、23歳の就職活動が始まるまで、学生はまったく具体的な職業イメージを持たないまま教育を受けてしまいます。
 
高専の制度だと、早い段階から特定の職業イメージが持てる専門分野を深く学べるため、長い期間をかけて、自分が就くことになる仕事のイメージを育てていくことができます。
 
 
だからといって一生同じ職業に就いている必要はありませんが、出来るだけ早い段階で、いったんは具体的に “働くイメージ” が持てる教育を受けることは、技術者以外の職種につく人にとっても、大事なことではないでしょうか。
 
そんなことを考えながらの訪問だったので、本当に様々に学べることがありました。
 
どうもありがとうございました。