2014/05/23

リーダー育成のためのアセスメント・ツール

みなさま、“留職プログラム”をご存じでしょうか?
 
これは NPO 法人クロスフィールズが提供・推進しているプログラムで、企業が若手・中堅社員を新興国の NPO などに一定期間、派遣。派遣されたスタッフは日頃の仕事で培ったスキルを活かして現地の人と一緒になり、現地の社会課題の解決にチャレンジする、というプログラムです。
 
プログラム参加者はクロスフィールズメンバーの支援やアドバイスを得ながら、アジア、中東、アフリカなど世界各地に数ヶ月、赴任します。そしてその間、現地の学校や病院、NPO などの機関に常駐して、現地の人と一緒に、様々な問題に取り組むのです。
 
本業で培った知識や技術力が、そういった国々の問題を解決することに生かされるという社会貢献的な側面に加え、参加者は、これまでに経験のないタフな環境のなかでリーダーシップを発揮し、実地に問題を解決する経験が得られます。
 
今後ますます海外市場においてリーダーシップを発揮できる人材の育成が必要になる、派遣元の企業にとっても、大きなメリットがあるでしょう。
 

クロスフィールズ代表の小沼大地さんがマッキンゼー時代の後輩ということもあって、今回はプログラム参加者の成長度合いを評価するアセスメント・ツールの策定に協力させていただきました。
 
同法人は日本における“リーダー育成”をもっとも重要なミッションのひとつと位置づけており、拙著『採用基準』でも書いたように、日本全体のリーダーシップの総量を増やすことが、これからの日本社会にとって極めて重要だと考えている私の問題意識と完全に一致しています。
 
アセスメント・ツールでは、“ゴールを描く力”など、リーダーシップに不可欠な要素を5つに分類し、それぞれを詳細かつ具体的に評価できるように設計しました。
 
どんなアセスメント・ツールも同じですが、設計が終わればできあがりというわけではありません。
 
今後、留職プログラム参加者の成長支援ツールとして実際に使われる中で、よりよいもの、より使いやすいものになるよう改善を経て、最終的には、様々な組織で「リーダーを育成するためのアセスメント・ツール」として広く使われるようなものにしていければと思っています。
 
 

→ NPO 法人 クロスフィールズ 留職プログラムについて
 

採用基準
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